難聴について / 小岩補聴器 - 東京都江戸川区

難聴について

難聴とは、聴覚になんらかの問題があり、音が聞き取りにくくなることをいいます。
その原因からいくつかの種類に分けられ、程度により軽度から重度まで分類されます。

耳の構造と音の伝わり方

難聴の障害部位と分類

①伝音性難聴
伝音経路(外耳~中耳)の障害による難聴。程度は最高で70dBHL。聴力型はフラット型~やや漸傾型
・低音障害型が多い。また、言葉の聞き取り能力は、正常または80%位までできわめて補聴器の効果があるが、障害部位によっては、手術が可能である。
②感音性難聴 迷路性難聴
感音経路で主に蝸牛(内耳)の障害による難聴。加齢による聞こえの低下などの難聴に多い。程度は30dB~120dBと広範囲にわたる。聴力型は、フラット型~漸傾型~急墜型が多い。言葉の聞き取り能力は、80%から60%位までが多い。補聴器の効果はあるが、昔の聞こえには戻らない。
また、騒音の多い場所によっては、相手の表情を見ながら使用すると良い。
②感音性難聴 後迷路性難聴
感音経路で主に蝸牛の後ろ(聴神経~脳)の障害による難聴。程度は、軽度から重度難聴まで様々。
聴力型はフラット型~漸傾型~急墜型・低音障害型と全タイプにわたる。また、言葉の聞き取り 能力は、50%以下が多くみられる。
補聴器は、使用したほうが良いが、できるだけ話し手の表情を見ながら使用する必要がある。 音量は適正な大きさ以上にするとかえって聞きにくくなってしまう特徴がある。また、騒音の 多い場所での聞き取りは、相手の表情を見ながらでないと難しい。
③混合性難聴
伝音経路(外耳~中耳)と感音経路全般(内耳~聴神経~脳)にわたっての障害による難聴。 聴力型もフラット型~漸傾型~急墜型・低音障害型と全パターンにわたる。
言葉の聞き取り能力は、正常または0%位までで、補聴器の効果は、伝音成分が多いほどある。 また、伝音系の障害部分は手術が可能である。

難聴についての詳細