補聴器試聴サービスについて
補聴器の試聴貸出制度は、高価な補聴器をお求めになる前に効果を確かめるということでは、それなりの意味があると思います。
しかし、多くの販売店の貸出制度の実態を見ると、これで本当に試聴になっているのか疑問を感じる点が多々あります。
その1
実際に購入したい器種と異なる器種の補聴器を試聴貸出している場合が多い。
これでは、購入したい補聴器と基本的に音質が違うことがありますので、あまり参考にならないと思います。
その2
耳かけ型補聴器を既成の耳栓(チップ)で試聴している場合がほとんどです。
既成の耳栓では、首を動かしたりすると、耳栓がゆるんでしまい、音が漏れてピーピーと雑音が発生してしまいます。こんな状態で本当の音を試聴できているのか、はなはだ疑問に感じます。
その3
耳あな型補聴器を希望しているのに耳かけ型補聴器を試聴している。
耳かけ型補聴器と耳あな型補聴器では、基本的にマイクとレシーバーの位置が全く違うため、音響的に相当違いますし、また、装用感も大きく違います。
ミニRITE
カナル
このような試聴貸出制度では、ただ単に、補聴器というのは、どんな感じなのだろうかということで、試聴している程度にほかなりません。また、補聴器とは、雑音が多く肝心の言葉が良く聞こえないものと誤解されてしまうかも知れません。
試聴していただく側(販売店)もこのような安易な方法でただ、お貸出しするのでなく、専門的に取り組むべきだと考えております。
当店の試聴制度は、本当に補聴器を装用したいと思っている方を対象に、当店独自の専門的な試聴制度を実施しております。
他店で試聴貸出を受け、思うようにいかなかった方などは、是非、当店の試聴制度を試してみて下さい。なお、試聴をご希望の方は、事前予約制なので、お電話にてお申込みください。