補聴器の両耳装用について

補聴器の両耳装用について

両耳装用説明

人間は生まれてから、50年・60年と長い間ずっと両耳で音をとらえてきました。車が右から左に走り去っていく音や、背後から近づいてくる音の気配なども感じ取ってきました。すべては両耳からの入ってくる音の違いで、そのような情景を瞬時に描くノウハウを蓄積してきました。

言葉も同様のことが言えます。
1つ1つの単語を聞き取り、いくつかの単語を組み合わせて言葉の意味を理解しているのではなく、瞬時に何を話しているのか、会話として相手が何を伝えたいのかを理解します。その内容に対し、どのような言葉と口調で話したらよいのかを考えながら聞いているのです。これも両耳から入ってくる微妙な音の違いから相手の感情を汲み取り、瞬時に脳が理解しているからこそ出来ることです。

片耳で言葉や音を理解することは、音が平たんになり立体感がなく深みがありません。片目で通りを歩くと視野が狭くなり、怖くて長く歩くことが出来ません。一対で機能を果たす目や耳などは、両目、両耳のバランスをとって使用することが自然な考えです。

(*障害の部位などによっては、両耳効果が発揮できない場合があります。)

両耳装用補聴器イメージ

両耳装用のメリット

両耳装用のメリット